バイオリンをはじめる

バイオリンを始めるにあたって、どのような進みかたで、
思ったように曲を弾くことができるようになるのでしょうか。
私のレッスンでは概ね下記のように進めていきます。

■体験レッスン
ご連絡をいただいてから、30分程度「体験レッスン」を行います(無料です)。
お話をうかがいながら、どのような目標ですすめていくのかなどご相談いたします。
また実際に楽器を弾いて音をだしていただくことで、「バイオリンを弾く」という具体的なイメージをつかんでいただきます。

■楽器・教則本を準備する
レッスンを始めるためには、あたり前ですがバイオリンが必要です。
自分で楽器店で選ぶことはなかなか難しいことだと思います。
最初の数ヶ月間は楽器のレンタルも行いますので、お気軽にご相談ください。
楽器を購入される際には、レベルに応じたアドバイスをいたします。
楽器のレンタルについてはこちらから

レッスンは市販の教則本をベースに進めていきます。
初心者の方には、私のおすすめする教則本をご購入いただきます。
バイオリン経験者の方は、これまで習ってきた教則本をお使いいただいてもけっこうです。

■バイオリンの基礎練習
バイオリンを弾くということは、シンプルにいうと下の3つの動作をただしくコントロールすることといえます。
1:楽器をただしく構える
2:右手(弓を持つ手)をただしく動かす
3:左手(弦をおさえ、音程をとる)をただしく動かす
私のレッスンでは、練習曲を通じてこの基本動作を正しく身につけていただくことを重視します。
いたずらに、弾きたい曲、弾きやすい曲だけを練習しても、将来的にいろいろな曲を弾けることにはつながりません。基礎練習を重視することが、バイオリンを習得することの近道になります。

■個人練習
楽器はレッスンを受けたら上達するわけではありません。
レッスンはあくまでも、地道なご自分の練習の上になりたちます。
実際のレッスンでは、
・個人で練習された演奏の修正ポイントの確認
・よりよい弾き方のアドバイス
・さらなる上達のための課題の提示
を中心に指導していきます。

楽器の演奏には、完成はありません。
いくらでも改善点があり、練習すればするほど、表現の深さ、テクニックの上達を実感していただけます。
まじめに取り組むことで、必ずおおきな喜びがえられることとなることをお約束します。

■発表会での演奏
バイオリンがある程度弾けるようになると、日ごろの練習の成果を「おさらい会」といった気軽な発表会で、人前で弾いていただく機会を設けています。

普段の練習とは違う環境で弾くことは、さらなる上達のために大切なトレーニングです。
普段あたり前に弾けていたところが、弾けなくなるなど予想外のことがおきます。
この経験がさらに自分の練習の精度をたかめることになります。

この「個人練習→レッスン→発表会」というサイクルでバイオリンが弾けるようになっていきます。
特に「個人練習」のがんばり具合によって、1年後、2年後の進度はおおきくかわります。
ぜひとも音楽を奏でる楽しさを感じていただきたいと思います。